ファームステイの体験談はありますか？

はい、御座います。ファームステイがニュージーランドでは人気となっておりますが、実際どのようなステイなのでしょうか。

弊社スタッフの体験談をご紹介させて頂きます。

ステイ先によりお仕事内容、環境、待遇、条件は異なりますので一例として参考までにご覧ください。

今回私はウーフ（WWOOF NZ）を利用しました。
ウーフについてはこちらも参考になさって下さい。
ウーフは就労と引き換えに無償で滞在先と食事を提供してくれる（金銭のやりとりがない）制度ですがニュージーランド以外でもオーストラリア、日本など世界中で知れ渡っているプログラムとなります。

まずファームステイを開始するためにはウーフのサイトから会員登録をします。ウーフ会員ページ上でステイ先を検索し、良さそうなファミリーにメールを送ります。

中には返答がないファミリーもあるのでなるべく多くのオーナーにメールを出しましょう。
比較的NZは受け入れができない場合であっても律儀に返信をくれるファミリーが多いように思います。

必ず最低就労期間、お仕事内容などの条件を確認しましょう。またページにはフィードバックも書いてあります。良い面も悪い面も全て確認してみてください。過去に日本人を受け入れているファミリーは比較的アプローチし易いです。

双方合意し、受入OKとなった場合は、次に最初に合流する場所と時間を決めます。多くは、近くのバス停や駅での待ち合わせとなりお家までは車で送ってくれます。

そしてこの度お世話になったファミリーはこちら。
MAINHOLM　Lodge

私の滞在は1週間と超短期ですが快く受け入れて頂きました。
ロッジを経営されており素敵なガーデニングもあります。

滞在中に経験した、羊の毛刈りのお手伝いについて少し説明させて頂きます。

オーナー所有の敷地内には羊がおよそ30匹いますが毎年毛刈りの時期になると隣人宅で羊刈の技術をもった職人に毛を刈ってもらいます。ニュージーランドでは最高の毛刈り職人を決めるコンテストが開催されている位有名な羊の毛刈り。

私は専門の技術がないため袋詰めのお仕事を任されました。

羊の毛は重くはないのですがセーターの様に綺麗なものではありません。毛には羊の糞も付着していることがあるので潔癖症の方には向きません。

因みに羊の毛は「ラノリン」という油が毛を被っているので触るととてもしっとりします。このラノリンを成分として入れているハンドクリームがニュージーランドでは売られている位です。

さて、オークランドなど大都市ではこの毛刈りをショーとして観光客に見せておりますが、実際は驚くほど機械的に速く綺麗に次々と刈られていきます。

また毛刈りと同時に、赤ちゃんの羊達はしっぽの根元に「輪っか」を装着されます。これは何かと申しますとこの輪っかをつけておくと自然とそのうちに尻尾が切断されます。残酷にも思われますがこの作業は非常に重要で大人になった時に毛を刈る際シッポが邪魔をしないように、ということでした。

すべての羊の毛を刈ったところで、羊たちを元の家まで誘導するのですが、1匹1匹綱をつけて動かすわけではなく、人や犬が誘導していきます。私も誘導しましたが中にはルートから外れる羊もいて、走って追いかけ大変な思いをします。

ここまでの作業は半日で終了しますので特にハードなことはございません。

ステイ中のお仕事ですがこの羊の毛刈りのお手伝い以外にも、ガーデニング、芝刈り、ペンキ塗り、部屋の掃除、窓ふき、料理なども含まれます。

私は女性ですが、女性だからといって力仕事がないわけではありません。

その点覚悟して臨まれてください。　しかしながら、日本では決して経験できないここニュージーランドでのファーム体験はかけがえのないものとなるでしょう。是非ニュージーランドにお越しになった際は挑戦してみてください。

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